筋トレの休息日|休むべき理由・頻度・過ごし方を専門トレーナーが解説|SYN GYM恵比寿・広尾店
筋トレの休息日が必要な理由や初心者におすすめの頻度、筋肉痛がある日の考え方、休息日の過ごし方をパーソナルトレーニングの専門家が解説。ダイエットやボディメイクで筋トレを続けるための休養、睡眠、食事、日常活動の整え方も紹介します。

「筋トレを始めたけど、休むと筋肉が落ちそうで不安」 「毎日筋トレしたほうが早く痩せられるのでは?」 「筋肉痛がある日はトレーニングを休んだほうがいい?」
筋トレを始めたばかりの方ほど、「頑張れば頑張るほど効果が出る」と考えてしまいがちです。
しかし、筋トレはトレーニングだけで完結するものではありません。
筋肉や身体を回復させる時間を確保しながら、トレーニング・食事・睡眠・日常活動をバランスよく整えていくことが、長く身体を変えていくためには大切です。
特にダイエットやボディメイクを目的としている場合、毎回限界まで追い込むことよりも、「無理なく続けられるペース」を作ることのほうが重要になるケースもあります。
この記事では、パーソナルトレーニングの専門家として、筋トレに休息日が必要な理由や、初心者におすすめの休み方、筋肉痛がある日の考え方についてわかりやすく解説します。
筋トレに休息日は必要?
結論からいうと、筋トレでは休息日を設けることが大切です。
特に、同じ筋肉を高い負荷でトレーニングしている場合は、筋肉や身体が回復する時間を確保する必要があります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人および高齢者に対して、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
これは「毎日筋トレをしなければ効果がない」という考え方とは異なります。
むしろ、筋トレをする日と休む日を組み合わせながら、1週間全体で運動量を考えることが重要です。
筋トレは、筋肉に負荷をかければかけるほど良いという単純なものではありません。
トレーニングによって身体に刺激を与え、その後に身体を回復させながら、少しずつトレーニングの質を高めていくことが基本です。
なぜ筋トレには休息が必要なの?
筋トレをすると、筋肉には普段より大きな負荷がかかります。
イメージとしては、筋肉に「仕事をしてもらう」のが筋トレ、その後に身体を「メンテナンスする時間」が休息です。
車で例えるなら、毎日長距離を走っているのに、一度も整備や給油をしないような状態では、長く良い状態を保つことは難しいでしょう。
筋トレも同じで、トレーニングだけを繰り返すのではなく、回復する時間を確保することが大切です。
厚生労働省の情報でも、筋力トレーニングではトレーニングと休息を組み合わせる考え方が示されています。
ただし、「筋トレをしたら必ず何日も完全に休まなければいけない」という意味ではありません。
トレーニング内容や強度、鍛える部位、経験、年齢、生活状況によって必要な休息は変わります。
筋トレを1日や2日休んだら筋肉は落ちる?
「筋トレを休むと筋肉が落ちてしまいそう」と心配する方もいます。
しかし、1日や2日休んだからといって、すぐに筋肉が大きく減ってしまうと考える必要はありません。
むしろ、疲労が蓄積している状態で無理にトレーニングを続けることのほうが問題になる場合があります。
例えば、
月曜日:筋トレ 火曜日:休息 水曜日:筋トレ 木曜日:休息 金曜日:筋トレ 土曜日:軽い運動 日曜日:休息
というように、トレーニングと休息を組み合わせる方法があります。
大切なのは、「何日休んだか」だけを見るのではなく、長期的にトレーニングを継続できているかを見ることです。
1週間の中でしっかりトレーニングできていて、休息や食事、睡眠も整っているのであれば、休むことを必要以上に怖がる必要はありません。
初心者は筋トレを週何回すればいい?
筋トレ初心者の場合、最初から毎日トレーニングする必要はありません。
まずは週2〜3回程度から始め、自分の身体が運動に慣れていくことを優先するのがおすすめです。
厚生労働省も成人・高齢者に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。
また、NIDDKでは筋力トレーニングを少なくとも週2日行うことや、同じ筋肉を連日鍛えないようにすることが紹介されています。
初心者の場合は、
「月・水・金に筋トレ」
のように、間に休息日を入れる方法もわかりやすいでしょう。
ただし、これはあくまで一例です。
仕事が忙しい方なら、
「火曜日と土曜日」
のように週2回から始めても構いません。
最初から理想的なスケジュールを作るより、「自分が無理なく続けられる日程」を決めることが大切です。
同じ部位を毎日鍛えるのはおすすめ?
同じ部位を高強度で毎日鍛えることは、基本的にはおすすめしません。
例えば月曜日に下半身をしっかり鍛えたのであれば、火曜日も高重量のスクワットを何セットも行うのではなく、上半身のトレーニングや軽い有酸素運動などに切り替える方法があります。
例えば、
月曜日:下半身 火曜日:上半身 水曜日:軽いウォーキング・休息 木曜日:下半身 金曜日:上半身 土曜日:軽い運動 日曜日:休息
というような組み方です。
こうすることで、「身体を動かす日」と「特定の筋肉を休ませる日」を両立できます。
NIDDKでも、同じ筋肉を2日連続で鍛えず、筋肉が回復する時間を確保することがすすめられています。
筋肉痛がある日は筋トレを休むべき?
筋肉痛があるからといって、必ず完全に何もしなければいけないわけではありません。
例えば、軽い筋肉痛であれば、
- 軽いウォーキング
- 無理のないストレッチ
- 日常的な活動
- 軽めの運動
などを取り入れる方法があります。
一方で、強い痛みがある場合は無理をしないことが大切です。
特に、動作に支障が出るほどの痛みがある場合や、普段とは違う強い痛みがある場合は、トレーニングを中止して身体の状態を確認しましょう。
実際の指導でも、
「筋肉痛があるので、今日も予定通り筋トレしたほうがいいですか?」
と聞かれることがあります。
この場合、私は「筋肉痛の強さだけで判断するのではなく、その日の身体の状態を見ましょう」と考えています。
例えば下半身に強い筋肉痛があるのであれば、無理にスクワットをするのではなく、上半身のトレーニングや軽い活動に変更する方法もあります。
休息日は「何もしない日」ではない
休息日という言葉から、「一日中じっとしていなければいけない」と考える必要はありません。
休息日に軽いウォーキングをしたり、ストレッチをしたり、普段通りに買い物や通勤で歩いたりすることもできます。
WHOやCDCなどの身体活動ガイドラインでも、日常生活の中で身体を動かすことは身体活動として捉えられています。
例えば、
「今日は筋トレを休むから、家から一歩も出ない」
ではなく、
「今日は筋トレはしないけれど、通勤で歩く」 「買い物に歩いて行く」 「軽くストレッチする」
という過ごし方でも構いません。
特に運動習慣を作りたい方にとっては、休息日も「身体を動かす習慣を途切れさせない日」と考えると続けやすくなります。
筋トレの疲労は筋肉だけに溜まるわけではない
筋トレの疲労を考えるとき、筋肉だけを見てはいけません。
例えば、
- 睡眠不足
- 長時間のデスクワーク
- 仕事による精神的な疲労
- 長時間の移動
- 食事量が少ない
- 日常生活での活動量が多い
なども、トレーニングの質に影響します。
昨日のトレーニングで筋肉痛が軽くても、睡眠不足で身体が重いのであれば、予定していたトレーニングを軽くするという判断も必要です。
逆に、身体の調子が良ければ予定通りトレーニングを行えることもあります。
筋トレのスケジュールを「絶対にこの通りにやらなければいけないもの」と考えるのではなく、その日の体調に合わせて調整できるようにしておくことが大切です。
毎回限界まで追い込まないと筋トレの効果はない?
「筋トレは毎回限界まで追い込まないと意味がない」
という考え方にも注意が必要です。
もちろん、筋力や筋肉量を高めるためには適切な負荷をかけることが大切です。
しかし、毎回限界まで追い込んでしまうことで疲労が大きくなり、次のトレーニングができなくなってしまえば、結果的に継続しにくくなります。
例えば、
1日目:限界まで筋トレ 2日目:強い疲労で動けない 3日目:疲労が残る 4日目:仕事が忙しくて休む 5日目:やる気が出ない 6日目:結局トレーニングしない
となるよりも、
1日目:無理のない強度で筋トレ 2日目:休息・軽い活動 3日目:筋トレ 4日目:休息 5日目:筋トレ
というように継続できるほうが、長期的な身体づくりにつながりやすくなります。
筋トレでは「今日どれだけ頑張ったか」だけではなく、「数か月、半年、1年と続けられるか」という視点も大切です。
ダイエット中も休息日は必要?
ダイエット中だからといって、毎日激しい筋トレをする必要はありません。
ダイエットでは、筋トレだけでなく、
- 食事
- 睡眠
- 日常活動
- 有酸素運動
- 筋力トレーニング
- 休息
などをまとめて考えることが重要です。
例えば、
「今日は筋トレをしなかったからダイエットに失敗した」
と考える必要はありません。
休息日に食事を適切に管理し、普段通りに歩き、しっかり睡眠を取ることも身体づくりの一部です。
ダイエットは、トレーニングをした1日だけで決まるものではありません。
1週間、1か月、さらに長い期間で生活全体を整えていくことが大切です。
ボディメイクでは休息日もトレーニングの一部
ボディメイクをしたい方は、「トレーニングをしている時間」だけに注目しないことが大切です。
例えば、
筋トレ ↓ 食事 ↓ 睡眠 ↓ 休息 ↓ 次のトレーニング
というサイクル全体で身体づくりを考えます。
筋肉をつけたい方も、身体を引き締めたい方も、トレーニングだけを頑張れば理想の身体になるわけではありません。
「筋トレの日は頑張る」 「休息日は回復を優先する」 「食事は目的に合わせて整える」 「睡眠時間を確保する」
というように、それぞれの役割を考えていきましょう。
恵比寿・広尾で筋トレを続けるなら「休めるスケジュール」を作ろう
恵比寿・広尾で筋トレを続けたい方は、ジムに行く日だけでなく、休息日まで含めてスケジュールを考えることをおすすめします。
仕事が忙しい方の場合、
「月曜日から金曜日まで毎日ジムに行く」
という計画を立てるよりも、
「週2〜3回は筋トレする」 「それ以外の日は歩く」 「疲れている日は休む」
というように、余裕を持った計画のほうが続けやすい場合があります。
パーソナルジムであれば、トレーナーと相談しながら、その人の運動経験や生活スタイルに合わせてトレーニング量を調整することもできます。
「仕事が忙しいから週2回しか通えない」
という方でも、週2回のトレーニングを継続することは十分に意味があります。
大切なのは、できない理想を設定することではなく、今の生活の中で続けられる方法を見つけることです。
筋トレの休息日の取り方に正解は1つではない
筋トレの休息日は、全員が同じにする必要はありません。
例えば、
筋トレ初心者の場合
週2〜3回程度の筋トレから始め、トレーニングをしていない日は休息や軽い活動にする。
ダイエット目的の場合
筋トレを週2〜3回程度行い、休息日にはウォーキングなどの日常活動を取り入れる。
筋肉をつけたい場合
鍛える部位を分けながら、同じ筋肉に連続して高い負荷をかけないよう調整する。
忙しい会社員の場合
仕事の予定に合わせて、週2回でも確実にトレーニングできるスケジュールを作る。
疲労が強い場合
予定していたトレーニングを軽くしたり、休息日に変更したりする。
このように、トレーニング内容、経験、年齢、生活スタイル、疲労度などによって調整するのが基本です。
休息日を上手に作ることが筋トレ継続のポイント
筋トレを始めたばかりの方ほど、「休む=サボる」と考えてしまうことがあります。
しかし、休息は筋トレを続けるための重要な要素です。
特に初心者の場合、最初から毎日頑張るよりも、週2〜3回程度から始めて、身体を慣らしながら少しずつ運動習慣を作っていく方法がおすすめです。
厚生労働省も、筋トレは週2〜3日を推奨しており、個人差を踏まえて強度や量を調整し、可能なものから取り組むことを示しています。
「毎日やらなければいけない」という考え方を手放すことで、筋トレはもっと続けやすくなります。
まとめ
筋トレでは、トレーニングと同じくらい休息も大切です。
筋肉を鍛えることだけを考えるのではなく、身体を回復させる時間を確保しながら、長期的にトレーニングを続けていきましょう。
初心者であれば、最初から毎日筋トレをする必要はありません。
まずは週2〜3回程度から始め、トレーニングをしない日は休息や軽いウォーキング、ストレッチなどを取り入れる方法でも十分です。
また、筋肉痛や疲労が強いときには、無理に予定通りのトレーニングを行う必要はありません。
筋トレ・食事・睡眠・日常活動をすべて含めて、1週間全体で身体づくりを考えてみてください。
「頑張る日」と「休む日」を上手に作ることも、理想の身体を目指すための大切なトレーニングです。
無理をしすぎず、自分の身体と生活に合ったペースを見つけて、少しずつ運動習慣を作っていきましょう。
正しい方法で継続していけば、ダイエット、筋力アップ、ボディメイク、姿勢改善、健康維持など、それぞれの目標に近づいていくことができます。
恵比寿・広尾でこれから筋トレを始める方も、まずは「毎日頑張る」ではなく「長く続けられるペース」を作ることから始めてみてください。
皆さんが無理なく運動を続け、理想の身体と健康的な生活習慣を手に入れられることを願っています。
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出典
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版(厚生労働省)
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-002.html
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 筋力トレーニングについて」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf
National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases「Health Tips for Adults」(NIDDK)
Centers for Disease Control and Prevention「Adult Activity: An Overview」(CDC)
https://www.cdc.gov/physical-activity-basics/guidelines/adults.html
World Health Organization「Physical activity」(WHO)