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著者: SYNGYM

筋トレで姿勢改善できる?|猫背・反り腰を改善するための考え方を専門トレーナーが解説|SYN GYM恵比寿・広尾店

筋トレで姿勢改善できるのか、猫背や反り腰が気になる方に向けて、筋力・柔軟性・身体の使い方・日常生活のポイントをパーソナルトレーニングの専門家が解説。背中だけを鍛えるのではなく、全身をバランスよく整える考え方や、初心者が取り組みやすい方法を紹介します。

筋トレで姿勢改善できる?|猫背・反り腰を改善するための考え方を専門トレーナーが解説|SYN GYM恵比寿・広尾店

「最近、猫背になっている気がする」

「デスクワークが多く、肩や首が前に出ている」

「反り腰が気になる」

「姿勢を良くしたいけれど、何をすればいいかわからない」

このような悩みから、筋トレを始めようと考えている方は少なくありません。

特に恵比寿・広尾で働く方の中には、デスクワークやパソコン作業などで長時間座っている方も多く、日常的な身体の使い方が気になっている方もいるのではないでしょうか。

では、筋トレをすることで姿勢は改善できるのでしょうか。

結論からいうと、**筋トレによって姿勢が整いやすくなる可能性はあります。**

ただし、「背中の筋肉を鍛えれば猫背が治る」「腹筋を鍛えれば反り腰が改善する」というほど単純ではありません。

姿勢は筋力だけで決まるものではなく、身体の動かし方、柔軟性、普段の立ち方や座り方なども関係します。

この記事では、パーソナルトレーニングの現場で実際に姿勢に関する相談を受けているトレーナーの視点から、筋トレと姿勢改善の関係、具体的な考え方についてわかりやすく解説します。

筋トレで姿勢改善はできる?

筋トレによって姿勢が整いやすくなる可能性はあります。

2024年に発表された運動と姿勢アライメントに関するシステマティックレビューでは、筋力トレーニングやストレッチなど、身体の状態に合わせた運動が姿勢の問題に対して有効である可能性が報告されています。

ただし、姿勢の問題にはさまざまな要因があるため、すべての人に同じトレーニングが適しているわけではありません。

例えば、猫背が気になるからといって、全員が同じように背中を鍛えればよいとは限りません。

普段どのように立っているのか、座っているのか、歩いているのか、腕を動かしたときに身体がどのように動くのかなどを確認したうえで、必要なトレーニングを選ぶことが大切です。

つまり、姿勢改善を目的とした筋トレでは、

「どの筋肉を鍛えるか」

だけではなく、

「身体をどのように使っているか」

まで考えることが重要です。

なぜ筋トレが姿勢改善につながるの?

姿勢を保つためには、身体を支える筋肉を適切に使う必要があります。

背中、お腹、お尻、脚など、さまざまな筋肉が協調して身体を支えています。

例えば、立っているときに身体が安定しているのは、背中だけが頑張っているからではありません。

お腹やお尻、脚なども含めて、身体全体がバランスを取りながら働いています。

そのため、姿勢改善を目的にする場合も、

「背筋を鍛える」

だけで終わらせるのではなく、身体全体をバランスよく使えるようにすることがポイントです。

「背中を鍛えれば猫背が治る」とは限らない

猫背が気になると、

「背中の筋肉が弱いからだ」

と考える方も多いと思います。

もちろん背中の筋肉を鍛えることが役立つ場合はあります。

しかし、猫背に見える理由は人によって異なります。

肩や胸まわりの動かしやすさ、背骨の動き、骨盤の位置、体幹の使い方など、さまざまな要素が関係する可能性があります。

そのため、「猫背だから背中の筋トレだけ」という考え方ではなく、身体全体を見てトレーニングを組み立てることが大切です。

姿勢改善では背中・お腹・お尻・下半身をバランスよく鍛える

姿勢を整えたい場合、特定の筋肉だけを鍛えるのではなく、全身をバランスよく使えるようにしていきます。

例えば、

・背中のトレーニング ・腹部を安定させるトレーニング ・お尻のトレーニング ・脚のトレーニング ・肩や胸まわりの動きを改善するエクササイズ

などを組み合わせることがあります。

身体はパーツごとに完全に独立しているわけではありません。

例えば、スクワットをするときにも、脚だけではなく、お腹や背中、股関節などを使って身体を安定させています。

姿勢改善も同じで、身体全体を一つのチームとして考えるとわかりやすいでしょう。

デスクワークが多い人は筋トレだけでなく「動く習慣」も大切

姿勢を改善したい方に特に意識してほしいのが、日常生活です。

例えば、1時間筋トレをしたとしても、その後8時間、10時間とほとんど身体を動かさずに座っていたら、日常生活での身体の使い方まで変えることは簡単ではありません。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意し、少しでも身体を動かすことが推奨されています。

WHOも、身体活動量を増やすことに加えて、座っている時間を減らすことを推奨しています。

そのため、デスクワークが多い方は、

・長時間同じ姿勢を続けない ・仕事の合間に立ち上がる ・少し歩く ・肩や股関節などを動かす ・通勤で歩く時間を増やす

といった小さな習慣も大切です。

「姿勢改善のために毎日ずっと良い姿勢を作る」のではなく、「同じ姿勢を長時間続けない」という考え方も持っておきましょう。

「良い姿勢を作る」より「自然に安定できる身体」を目指す

姿勢についてよくあるのが、

「胸を張っていれば良い姿勢」

という考え方です。

実際の指導でも、「姿勢を良くしようとして、ずっと胸を張っていました」という方がいます。

しかし、常に胸を張り続けることが、その人にとって自然で安定した姿勢とは限りません。

姿勢を意識しすぎると、身体に余計な力が入ってしまうこともあります。

大切なのは、無理に姿勢を作ることではありません。

**必要な筋肉を使いながら、無理なく自然に身体を安定させられる状態を目指すこと**です。

例えば、写真を撮るときだけ背筋を伸ばすのではなく、歩く、座る、立つ、しゃがむといった日常動作の中でも身体を安定して使えることが理想です。

実際の指導では「立ち姿」だけで姿勢を判断しない

姿勢改善というと、鏡の前に立って、

「肩が前に出ている」

「背中が丸くなっている」

など、見た目だけを確認するイメージがあるかもしれません。

もちろん見た目の確認も大切です。

しかし、実際のトレーニングでは、それだけで判断しないようにしています。

例えば、

・歩き方 ・スクワット ・腕を上げる動作 ・股関節を動かす動作 ・背中を動かす動作

などを見ることで、普段どのように身体を使っているのかがわかりやすくなることがあります。

立っているときはきれいに見えていても、スクワットをすると身体が大きく傾く。

反対に、立ち姿は気になっていても、動作をすると非常に安定している。

このように、姿勢は「止まっているときの見た目」だけではなく、「動いているときの身体の使い方」まで見ることが重要です。

背中のトレーニングでは「重量」だけを追わない

姿勢改善を目的に背中を鍛える場合、ただ重い重量を引けばよいわけではありません。

例えばラットプルダウンやローイングなどの種目でも、

「肩をすくめない」

「身体を無理に反らさない」

「胸郭を安定させる」

「狙っている筋肉を意識する」

など、身体の使い方を確認します。

同じ重量でも、フォームが変われば身体への負荷や使われる筋肉も変わります。

これは料理に例えると、同じ材料を使っていても、切り方や火加減によって料理の仕上がりが変わるのと似ています。

筋トレも「何kg持ったか」だけではなく、「どのように動かしたか」が重要です。

特に初心者の方は、重量を増やすことよりも、まず身体をコントロールできる範囲で正しい動作を身につけることを優先しましょう。

筋トレだけでなくストレッチやモビリティも組み合わせる

姿勢改善では、筋トレだけでなくストレッチやモビリティエクササイズを組み合わせることもあります。

例えば、

「この動きがうまくできない」

という場合、その原因が筋力不足だけとは限りません。

身体の一部が動かしにくくなっていることで、別の部分が代わりに動きすぎている場合もあります。

その場合は、いきなり負荷をかけるのではなく、動かしにくい部分を動かすエクササイズを行ってから筋トレをすることがあります。

イメージとしては、車のハンドルを無理やり動かすのではなく、まず動きにくくなっている部分を整えてから操作するようなものです。

もちろん、どのエクササイズが必要なのかは人によって異なります。

猫背・反り腰が気になる人におすすめの考え方

姿勢が気になる場合は、まず自分の身体の状態を知るところから始めてみましょう。

例えば、

「デスクワーク中に肩が前に出やすい」

「立っていると腰が反りやすい」

「スクワットで身体が前に倒れやすい」

「片脚に体重をかけて立つ癖がある」

など、自分の身体の使い方を観察してみます。

そのうえで、

  1. 普段の姿勢を確認する
  2. 動作の癖を確認する
  3. 動かしにくい部分を確認する
  4. 必要な筋肉を鍛える
  5. 必要に応じてストレッチやモビリティを行う
  6. 日常生活でも長時間同じ姿勢を続けない

というように考えると、姿勢改善に取り組みやすくなります。

姿勢改善を目的に筋トレするなら週何回?

姿勢改善を目的に筋トレを始める場合も、無理に毎日行う必要はありません。

厚生労働省は成人・高齢者に対して筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨しています。

初心者であれば、まず週2回程度から始める方法もあります。

重要なのは、1週間だけ頑張って終わることではなく、無理なく継続できるペースを作ることです。

例えば、

「月曜日と木曜日に筋トレ」

「仕事の前に30~50分運動する」

「週末に全身を動かす」

など、自分の生活に合わせて予定を決めておくと続けやすくなります。

姿勢改善も一日で完成するものではありません。

筋力や身体の動かし方を少しずつ整えながら、日常生活での習慣も見直していきましょう。

姿勢改善のためにパーソナルジムを利用するメリット

姿勢改善を目的に筋トレを始める場合、「何を鍛えればいいのかわからない」ということが大きな壁になることがあります。

自分では、

「猫背だから背中を鍛えよう」

「反り腰だから腹筋をしよう」

と考えていても、本当に必要なトレーニングがそれだけとは限りません。

パーソナルトレーニングでは、普段の姿勢や動作を確認しながら、目的や身体の状態に合わせてトレーニング内容を調整できます。

また、フォームを自分だけで確認するのは難しいものです。

トレーナーに動きを見てもらうことで、自分では気づきにくい身体の使い方の癖を確認しやすくなります。

SYN GYM恵比寿・広尾店でも、姿勢を良くしたいという目的だけでなく、

「運動不足を解消したい」

「身体を引き締めたい」

「筋肉をつけたい」

「健康のために運動習慣をつけたい」

といったさまざまな目的に合わせて、オーダーメイドでトレーニングを行っています。

姿勢だけを見るのではなく、身体全体の動きや日常生活も含めて考えることを大切にしています。

痛みやしびれがある場合は筋トレだけで改善しようとしない

最後に重要な注意点があります。

「姿勢が悪いから肩が痛い」

「反り腰だから腰が痛い」

などと自己判断して、筋トレだけで改善しようとするのはおすすめできません。

痛みやしびれ、強い違和感などがある場合は、原因が姿勢だけとは限りません。

NHSなどの医療機関・公的医療情報でも、痛みが悪化する場合には運動を中止し、必要に応じて医療専門家へ相談することが案内されています。

姿勢改善のための運動は、あくまで身体の状態に合わせて安全に行うことが大切です。

特に強い痛みやしびれがある場合、ケガの後、既往症がある場合などは、医師や理学療法士などの専門家に相談してから運動を始めるようにしましょう。

まとめ

筋トレによって姿勢が整いやすくなる可能性はあります。

ただし、姿勢改善は「背中を鍛えれば終わり」という単純なものではありません。

大切なのは、

・背中だけでなく、お腹・お尻・脚など全身をバランスよく使う ・普段の立ち方や座り方を見直す ・長時間同じ姿勢を続けない ・必要に応じてストレッチやモビリティを取り入れる ・筋トレでは重量だけでなくフォームを意識する ・立ち姿だけでなく歩き方やスクワットなどの動作も確認する ・無理に「良い姿勢」を作るのではなく、自然に安定できる身体を目指す

という考え方です。

姿勢が気になるからといって、いきなり「背筋を鍛えよう」と決めるのではなく、まずは自分が普段どのように身体を使っているのかを確認してみましょう。

そして、必要な筋力・柔軟性・身体の動かし方を少しずつ整えていくことが、自然な姿勢を目指すための第一歩です。

姿勢改善も、ダイエットや筋力アップと同じように、短期間で無理に変えようとするより、継続できる運動習慣を作ることが大切です。

無理のないところから身体を動かし、自分に合った方法でトレーニングを続けていきましょう。

皆さんが健康的で動きやすい身体を手に入れ、理想の身体に近づけることを願っています。

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出典

The effect of exercise on postural alignment: A systematic review(PubMed)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39593708/

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版(厚生労働省)

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-002.html

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:筋力トレーニングについて(厚生労働省)

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-005.html

Physical activity(World Health Organization)

https://www.who.int/initiatives/behealthy/physical-activity

Back pain(NHS)

https://www.nhs.uk/conditions/back-pain/

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