猫背改善トレーニング|背中だけではない姿勢改善の考え方を専門トレーナーが解説|SYN GYM恵比寿・広尾店
猫背改善トレーニングは背中だけを鍛えればいいわけではありません。背中・肩・胸・体幹・骨盤など身体全体のバランスや姿勢、日常生活での動かし方まで、猫背を改善するための考え方を専門トレーナーが初心者にもわかりやすく解説します。

「最近、姿勢が悪くなった気がする」
「鏡を見ると背中が丸まっている」
「デスクワークが多く、肩が前に出ている」
「猫背を改善して、もっとスッキリした見た目になりたい」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
特に恵比寿・広尾で仕事をしている方の中には、パソコンやスマートフォンを長時間使うことで、同じ姿勢を続ける時間が長くなっている方もいるでしょう。
猫背を改善しようとすると、「背中の筋肉を鍛えればいい」と考えがちです。
しかし、実際の姿勢は背中だけで決まるものではありません。
背中・肩・胸・体幹・骨盤など、身体全体のバランスや動かし方が関係しています。
この記事では、パーソナルトレーナーとして実際の指導で意識しているポイントをもとに、猫背改善トレーニングの考え方を初心者にもわかりやすく解説します。
猫背は背中だけを鍛えれば改善する?
結論からいうと、**猫背を改善したいからといって、背中だけを鍛えればいいわけではありません。**
姿勢は、身体のさまざまな部位が協力して作っています。
例えば、
- 背中の筋肉
- 肩周辺の筋肉
- 胸周り
- 腹部などの体幹
- 骨盤周辺
- 股関節
- 背骨の動き
などが関係します。
そのため、猫背が気になるからといって「とにかく背中の筋トレ」という考え方ではなく、身体全体を見ながら必要な部分を整えていくことが大切です。
実際、運動によって姿勢の改善が期待できることを示した研究もありますが、運動の種類や強度、期間などによって結果は異なります。
猫背改善では、「この種目をやれば必ず治る」という考え方よりも、自分の姿勢や身体の使い方に合った方法を継続することが重要です。
そもそも猫背とは?
猫背という言葉は一般的に、背中が丸まっているように見える姿勢を指します。
ただし、実際には「背中が丸い」という見た目だけで原因を判断することはできません。
例えば、
- 肩が前に出ている
- 背中が丸まりやすい
- 胸周りが硬くなっている
- 肩関節を動かしにくい
- 骨盤の位置に特徴がある
- 体幹をうまく使えていない
- 長時間同じ姿勢を続けている
など、人によって身体の状態は異なります。
そのため、同じように猫背に見える人でも、必要なトレーニングが同じとは限りません。
猫背改善では最初に「普段の姿勢」を確認する
実際のパーソナルトレーニングでは、いきなり筋トレを始めるのではなく、まず普段の姿勢や身体の動かし方を確認することがあります。
例えば、
「立っているときに肩が前に出ているのか」
「座っているときに背中が丸まりやすいのか」
「腕を上げたときに肩や背中がどのように動くのか」
「スクワットなどの動作で身体をどのように使っているのか」
などを確認します。
これは、同じ「猫背」という悩みでも、身体の使い方が人によって違うからです。
例えば、Aさんは胸周りが硬くて肩が前に出ているかもしれません。
一方、Bさんは背中を支える筋力が不足しているかもしれません。
この2人にまったく同じトレーニングを行うよりも、それぞれの身体の特徴に合わせて内容を調整したほうが、取り組みやすくなります。
猫背改善におすすめの背中トレーニング
猫背改善を考えるうえで、背中の筋肉を鍛えることは重要な選択肢の一つです。
特に取り入れやすいのが「引く動作」を使ったトレーニングです。
ローイング
ローイングは、手を身体の方向へ引く動作を行うトレーニングです。
背中の筋肉を使いながら、肩甲骨を適切に動かすことを意識します。
例えば、座った状態でケーブルなどを引くシーテッドローイングは、初心者でも取り組みやすい種目の一つです。
ただし、「重い重量を引けばいい」というわけではありません。
肩をすくめたり、身体を大きく反動させたりせず、狙った筋肉を使いながら丁寧に動かすことが大切です。
ラットプルダウン
ラットプルダウンは、上からバーを引き下ろす動作によって背中を鍛えるトレーニングです。
背中の筋肉を使う感覚を身につけることにも役立ちます。
ただし、猫背改善を目的とする場合でも、ラットプルダウンだけを行えばいいわけではありません。
ローイングなどの水平に引く動作と組み合わせるなど、目的に応じてトレーニング内容を考えていきます。
フェイスプル
フェイスプルは、ロープなどを顔の方向へ引くトレーニングです。
肩周辺や背中上部を使いながら、肩甲骨や肩関節を動かしていきます。
猫背改善では「背中を鍛える」という大きな目的だけでなく、肩周辺をどのように動かせるかも重要になります。
背中を鍛えるだけでは不十分な場合もある
猫背改善というと、背中の筋トレばかりに目が向きがちです。
しかし、背中を鍛えるだけでは不十分な場合もあります。
例えば、胸周りが硬くなっている場合です。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、肩が前に出た状態になりやすく、その姿勢が習慣化している人もいます。
その場合は、背中のトレーニングだけでなく、
- 胸周りのストレッチ
- 肩関節の動きの確認
- 肩甲骨の動き
- 背骨の動き
なども合わせて確認します。
ただし、ストレッチをすれば必ず姿勢が改善するというわけではありません。
姿勢改善では、必要な部位を動かしやすくすることと、身体を支えるための筋力を身につけることを組み合わせて考えることが大切です。
「胸を張る」だけでは猫背改善にならない
猫背が気になると、
「胸を張って姿勢を良くしよう」
と意識する方も多いと思います。
もちろん姿勢を意識すること自体は悪いことではありません。
しかし、**一日中無理に胸を張り続ける必要はありません。**
胸を張ろうとするあまり、腰を大きく反ってしまうケースもあります。
例えば、壁に背中をつけて無理やり胸だけを前に出すような姿勢を続けても、身体全体として自然な姿勢になっているとは限りません。
大切なのは、常に力を入れて姿勢を作ることではなく、**自然に良い姿勢を維持しやすい身体を作ること**です。
そのためにも、筋力・可動性・身体の使い方を総合的に整えていきます。
猫背改善には体幹トレーニングも重要
姿勢を支えるうえで、体幹も重要な役割を持っています。
体幹というと腹筋だけをイメージする方もいますが、姿勢を支えるためには腹部や背中など、身体の中心部を適切に使うことが大切です。
例えば、
- プランク
- デッドバグ
- バードドッグ
- 各種スクワット
- 各種ローイング
など、目的に応じてさまざまなトレーニングを組み合わせます。
体幹トレーニングの目的は、「お腹をへこませること」だけではありません。
上半身を安定させながら、腕や脚を動かす能力を身につけることも重要です。
例えば、土台が不安定な状態で腕だけを動かすよりも、身体の中心を安定させながら腕を動かせたほうが、日常動作やトレーニングでも身体をコントロールしやすくなります。
猫背改善トレーニングは種目数よりフォームが大切
猫背を改善したいからといって、たくさんの種目を毎日行う必要はありません。
ローイング、ラットプルダウン、フェイスプル、体幹トレーニングなど、目的に合わせて必要な種目を選び、正しいフォームで継続することが大切です。
例えば、
「10種類の筋トレを1週間だけ頑張る」
よりも、
「2〜4種類程度のトレーニングを正しいフォームで継続する」
ほうが、自分の身体の変化を確認しながら取り組みやすいでしょう。
筋トレ初心者の方は、まず正しいフォームを身につけることから始めてみてください。
デスクワークが多い人は「こまめに動く」ことも大切
猫背改善では、トレーニングだけでなく普段の生活も見直してみましょう。
特にデスクワークなどで長時間座り続ける方は、同じ姿勢を長く続けない工夫が大切です。
例えば、
- 1時間に一度は立つ
- 少し歩く時間を作る
- コピーや飲み物を取りに行くときに歩く
- エレベーターだけでなく階段を使う
- 仕事の合間に肩や背中を軽く動かす
など、小さな行動から始めることができます。
「運動する時間が30分取れないから何もできない」と考える必要はありません。
日常生活の中で少しずつ身体を動かす時間を増やすことも、運動習慣を作るうえでは大切です。
WHOやCDCなどの身体活動ガイドラインでも、日常的に身体を動かすことや、座っている時間を減らすことが推奨されています。
猫背改善のために毎日筋トレする必要はある?
結論として、猫背改善のために毎日大量の筋トレをする必要はありません。
むしろ、最初から頑張りすぎて疲れてしまい、途中でやめてしまうことのほうが問題です。
例えば、
- 週1回から始める
- 慣れてきたら週2回に増やす
- 自宅では簡単な運動を行う
- 日常生活でこまめに身体を動かす
など、自分の生活に合わせて続けられる方法を選びましょう。
健康づくりを目的とした筋力トレーニングについては、成人では週2日以上が一つの目安として示されています。
ただし、運動経験や年齢、体力、仕事の忙しさなどは人それぞれです。
「週2回できなければ意味がない」と考えるのではなく、まずは無理なく続けられる頻度から始めることをおすすめします。
猫背改善とダイエット・ボディメイクは一緒に考えられる
猫背を改善したい方の中には、
「姿勢も良くしたいけど、痩せたい」
「お腹を引き締めながら姿勢も整えたい」
「運動不足を解消して、身体全体をキレイにしたい」
という方も多いでしょう。
このような場合は、姿勢だけを切り離して考える必要はありません。
筋力トレーニングを行うことで、筋肉を鍛えながら運動習慣を作ることができます。
また、食事や日常活動も合わせて見直せば、ダイエットやボディメイクにもつなげていけます。
姿勢改善と身体づくりを別々に考えるのではなく、「動きやすく、見た目にも自信を持てる身体を作る」という視点で考えてみるとよいでしょう。
猫背改善では「背中・肩・胸・体幹・骨盤」を総合的に見る
猫背を単純に、
「背中が丸まっているから背中を鍛える」
と考えるのではなく、身体全体を見ることが重要です。
例えば、
背中
ローイングなどで背中を使う能力を高めます。
肩
肩関節や肩甲骨がスムーズに動くか確認します。
胸
胸周りが硬くなっていないか確認し、必要に応じてストレッチなどを取り入れます。
体幹
腹部や背中などを適切に使い、身体の中心を安定させる力を養います。
骨盤・下半身
骨盤の位置や股関節の動きなども含めて、全身のバランスを確認します。
このように身体全体を見ていくことで、「自分には何が必要なのか」を考えやすくなります。
猫背改善で意識したい日常生活のポイント
トレーニングと合わせて、普段の生活でも次のようなことを意識してみましょう。
長時間同じ姿勢を続けない
デスクワークでは、定期的に立って身体を動かしましょう。
スマートフォンを長時間見続けない
スマートフォンを見るときも、同じ姿勢を長時間続けないように意識します。
「胸を張る」より「自然に立つ」
腰を反って無理に胸を張るのではなく、力みすぎず自然に立つことを意識しましょう。
トレーニングを継続する
一度のトレーニングで姿勢が大きく変わるわけではありません。
無理なく続けられる頻度で、少しずつ身体を変えていきましょう。
パーソナルジムなら自分に合った猫背改善を考えやすい
猫背改善で難しいのは、「自分に何が必要なのか」が分かりにくいことです。
背中が丸まっているからといって、必ずしも背中の筋力だけが原因とは限りません。
そのため、パーソナルトレーニングでは、
- 普段の姿勢を確認する
- 身体の動かし方を確認する
- 必要な筋肉や動作を考える
- トレーニング種目を選ぶ
- フォームを確認する
- 継続しながら身体の変化を確認する
という流れで進めることができます。
SYN GYM恵比寿・広尾店でも、単純に決められたメニューをこなすのではなく、一人ひとりの目的や身体の状態に合わせたオーダーメイド指導を大切にしています。
猫背改善で注意したいこと
猫背が気になるからといって、痛みを我慢してトレーニングを続ける必要はありません。
特に、
- 強い首や背中の痛みがある
- 手足のしびれがある
- 力が入りにくい
- 急に症状が悪化した
- 日常生活に支障がある
といった場合は、自己判断でトレーニングを続けず、医療機関などに相談することをおすすめします。
また、持病がある方や長期間運動していなかった方は、自分の身体の状態に合わせて無理のない範囲から始めましょう。
まとめ
猫背改善というと、「背中を鍛えればいい」と考えがちですが、実際にはそれだけではありません。
背中・肩・胸・体幹・骨盤など、身体全体のバランスや動かし方を見ることが大切です。
特に重要なのは、
- 自分の姿勢の特徴を確認する
- 背中の筋肉を適切に鍛える
- 肩や胸周りの動きを確認する
- 体幹を使えるようにする
- 無理に胸を張り続けない
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 日常生活でもこまめに身体を動かす
- 無理のない頻度でトレーニングを継続する
という考え方です。
猫背は「背中が丸い」という見た目だけで判断するのではなく、身体全体の使い方を見ることが大切です。
「姿勢を良くしたい」「運動不足を解消したい」「身体を引き締めたい」という方は、まず現在の姿勢や身体の動かし方を確認することから始めてみてください。
無理に頑張りすぎず、自分の身体に合った方法を継続していけば、少しずつ身体の使い方や運動習慣を変えていくことができます。
恵比寿・広尾で猫背改善やボディメイクに取り組みたい方も、まずは自分の身体の状態を知るところから始めてみましょう。
理想の姿勢と身体づくりに向けて、無理なく継続できる方法を見つけていきましょう。
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出典
The effect of exercise on postural alignment: A systematic review(PubMed)